4日間のホリデー⑤ 今日は誕生日
Moien!
本日、ワタクシはめでたく21歳になりました!
人生で初めて1人で過ごす誕生日。ホロリ。
でも日付がちょうど変わる頃に家族がLINEでメッセージを送ってくれて、遠くにいるような感じがしませんでした。
いい時代。
朝6:00に起床。無事起きれてよかった ε-(´∀`*)
ルクセンブルク→パリのバスは1日1本で、今日のうちに帰るにはなんとしてでも9:00発のバスに乗るしかない。
さっそく中央駅までのアクセスを調べると、思ってたより本数が少なかった。
7:17の電車か8:00のバスの2本のみ。
時間通り来るかもわからない8:00のバス1本に懸けるのリスキーすぎる。
(ちょっと遅い分にはいいけど早く出発されたら悲劇...帰れなくなる)
7:17に乗るために、念には念をと6:50には家を出ようと決めた。
出発まであと50分しかないとなると急に気持ちが焦りだして一気に目が覚めた(笑)
30分で中央駅に行けるから7:30くらいに出れば余裕かな~とか思ってたけど、調べてよかった。
行き当たりばったり、ダメ、絶対。
ちゃんと調べて「これに乗るぞ!」って腹をくくって出発するの大事。
☆☆☆
ごそごそと荷物を整理していると、CharlotteとBriscoがドアの向こうでばたばた走り始めた。
パパより早起きなうえ、朝から超元気(笑)
Charlotteがドアを開けて部屋に入ってきたのでSNOWで一緒にセルフィー。
私が手を挙げるポーズをとったら真似して手を挙げたのがかわいい...♡
Michaelも朝早いのに起きてきてくれて...じんわり。
いいおうちに泊まらせてもらったなぁ。
みんなにお礼を言ってハグして家を出た。
2日間、お世話になりました!!
なぜか駅に着く直前、何もない平らなところでずべっとこけた(笑)
誕生日なのに~😫😢
21歳、この先こけまくりってこと~!?( ̄□ ̄;)
まだ月も出ている頃から行動開始。
中央駅行きの電車に乗っている間にルクセンブルクの街並みが見えた。
ばいばい、ルクセンブルク。
次来るのはだいぶ先になるのかなぁ。
中央駅、明るい時間に来たのは実はこれが初めて。
こんなに素敵な建物だったなんて知らなかった.
駅構内のパン屋さんで朝ご飯を調達。
どれもけっこういいお値段...!
誕生日なので奮発して1個3€のタルトを2つ買いました。
1個400円近くすると考えると恐ろしいけど...今日は特別!!
自分を甘やかすのだ(笑)
フランス→ルクセンブルクは中央駅着でしたが、ルクセンブルク→フランスの出発はここからバスで10分くらいの"P+R Bouillon"。
乗り場が分かりにくかったので、写真でご説明。
駅の前のQuai 9右横の横断歩道を渡ります。
右に曲がってカーブした道に沿って100mも歩くと乗り場があります。
この101という案内板があるところです。
これだけっちゃぁこれだけなんですけど!
言われないとこの場所わからないと思う...私もしばらくさまよってました。
P+R Bouillonから出発の方は是非参考にしてください。
バス停から見た駅。
最後にこの景色が見られて、もうルクセンブルク何も言うことない。
朝の冷えた空気も相まって神々しさすら感じる。幸せ~。
先ほどの誕生日タルト。
カスタードタルトと
あんずのタルト!
バスに乗ったら食べよう♪
P+R Bouillon行きの1番バスが来ました。
最後にこのカラフルなバスに乗れたのも嬉しいな♪
着いた先はがらーんとしていて不安になります。
「ここはFlixBusの乗り場?」と聞いてきた女の子がいた。
「たぶんここで合ってると思うよー」と答え乗るバスを確認したら、同じだと判明。
彼女はブラジル人で名前はアナ。
バスを待ちながらずっとおしゃべりしてた。
ドイツで1年近く語学を勉強し、コースが修了したのでしばらくヨーロッパを旅行していて、最終的にブラジルに帰国するんだって。
ブラジル人明るくて気さくだからほんとに話しやすい😂
バスが来た。
パリのBercyバスターミナル行き。
乗り込む時、スマホのE-ticketを読み取った運転手さんが一言。
"Happy Birthday!"
じーん😂
座席もアナとお隣で😁
バスは13:55に着く予定が2時間遅れて16:00過ぎに着いた。
今日は第1日曜日で美術館が無料の日だからルーブル美術館かオランジュリーに行こうと思ってたんだけど、時間ない。残念!
私は高速代をケチって下道しか使わなかったんじゃ...と勘ぐってちょっとキリキリしてたけど、実際は連休最終日でパリ行きの道が混んでいたからみたい。
最初の方下道ばっかりだったのも本当だけど、それは停車地が多かったからかな。
こういう時に「遅れて大変申し訳ありません」みたいなアナウンスも、「なんでこんなに遅れるんだ!」と怒り出す人もいない。
どうしようもないことはイライラしてもどうしようもない。
こういう良くも悪くもリラックスしたヨーロッパの雰囲気、私はまだ身についてないんだろうけど、多少のことはしょうがないかーと諦めて笑える精神いいことだと思う。
バスを降りる直前、行き先までのメトロを調べていたら、後ろに座ってたおば様が「一緒にメトロに乗りましょ!」と声をかけてきた。
なぜ私がメトロに乗ろうとしてることが分かったんだ...とドキドキしていたら、どうやらこのおば様、私とアナの話を後ろで聞いてたようで、自己紹介するまでもなく出身国や滞在目的、年齢などなどほかにもいろんな情報が漏れていた(笑)
アナとおば様と3人でメトロの駅に向かった。
ルクセンブルク人で、「裕福で自然豊かな素敵な国ですよね」と言ったら、「ルクセンブルクの人はみんなお金お金お金!もう住みたくないわ!私はフランスに別荘を買って移住しようと思ってるの!」とおっしゃっていた。
Michaelはルクセンブルクに誇りを持っているようだったから、こんな違う考えの人もいるんだなぁと驚いた。
どっちがいいとか悪いとかではないけど。
2人と別れメトロを降りるとき、最後にかけてくれた言葉が...
" "Happy Birthday!" "
じーん😂
パリ最大の目的は誕生日ランチ!(もうランチって時間じゃないけど^^;)
来るのは2回目。シャルティエ(CHARTIER)!
ここ↓↓↓
お姉ちゃんイチ押しの鴨のコンフィを食べに来た。いざ!
1人だと相席になると聞いていたからちょっとワクワクドキドキしていた。
その通りで、4人掛けテーブルにカップルと女性が1人座っているところに案内された。
相席の向かいの女性、野菜のみのメニューはないかウエイターに聞いていたので、「ベジタリアンの方ですか?」と聞いたらヴィーガンだった。
意気揚々と鴨のコンフィを頼んだのがちょっと気まずくなってきた...
「肉料理を頼んじゃった、ごめんなさいね」と念のため一声かけたら「全然いいよー」と返してくれた。
ヨーロッパでは当たり前だから、センシティブな話題ではないというのは知っているけど、やっぱり慣れてなくてどうふるまえばいいのか悩む。
(いや普通にしてればいいんだろうけど^^; 頭の理解と気持ちは違うのです)
でも優しく穏やかな人で少しおしゃべりもした。ロシアから旅行で来ているみたい。
バゲット食べ放題♪
鴨のコンフィ! 思ってたより鳥鳥しい見た目でうわわわわわわわぁと思ったけど、
めちゃめちゃおいしかった!
お肉が柔らかくてくせも何もなくて...これはまた来ても注文する。
ヴィーガンの人の前で食べてるからかな、せめて大事に食べよう、感謝して食べよう、最後の最後まできれいに食べようという気持ちが働いて、我ながら丁寧に食事を楽んだ。
あと付け合わせのベイビーポテトがおいしくて!
追加注文(笑)
今日は自分を甘やかすのだ(2回目)
合わせて13€でした。
テーブル担当のウエイターさんがめちゃめちゃ客をいじってきておもしろかった。
・別のウェイターが私とロシア人女性の前に水の瓶を1本ずつ置く
→多すぎるだろ!って大声出して1本とりあげる。怒られたかと思った。心臓に悪い。
・「どこから来たの?」
「ロシアだよ」「日本だよ」
→横にいたフランス人のカップルに「ははーじゃあ君たちはポルトガルと南アフリカだね!」
...冗談通じないカップル顔ひきつってたで^^; こえー。
・「日本のどこから来たの?」
「長野だよ。」
「ははー長野、ふーん、ぶつぶつぶつぶつ(聞き取れなかった)神戸」
「神戸?行ったことあるの?」
「ないけど神戸に友達が住んでるんだ」
「私も行ったことないけど、素敵なところなんだってね」
「よし、じゃあ一緒に行こう」
去り際もかわいいねービューテフルだねーってやたら褒めてくるもんで(棒)、一緒に写真撮ってもらった。
そしたら紙ナプキン渡されて、お店のe-mailに連絡してね😘って(笑)
はいはいはいはいって感じだけど(笑)、独り身には楽しいしむしろ気遣いにすら思えて嬉しいなぁ。
21番のウエイターさん、仲良くしてあげてください(笑)
シャルティエ、また来よう😊
オルレアン行のバスはまたBercyバスタミナールから。
ターミナル前の道も混んでいるし、電光掲示板のバスが次々にDelayになっていくのを見て嫌な予感...と思っていたら、
私のバスだけ掲示板から情報が消えたorz
今日はバス来ないってこと!?と焦って係員の人に聞くも、係員も状況が把握できていない感じ。
どうしよう...と途方に暮れていたら、近くにオルレアン行きのバスについて質問している女性がいた。
「あなたもオルレアン行きですか?」と聞いたら、彼女のゴッドファーザーが私と同じバスに乗るとのこと。
女性の名前はキャミ―、ゴッドファーザーはシルヴァン。
マフィアのボス...ではなく、カトリックでの洗礼時の名付け親のことをゴッドファーザーというんだって。
キャミ―はパリで仕事をしていて、イギリスに留学していたこともあるから英語がペラペラ。
フランス語で状況を把握して英語で教えてくれる人が近くにいるのはすごい心強い。
焦る私をなだめつつバスを待つ間おしゃべりしていてくれた。すごくいい子😊
キャミ―とシルヴァンも素敵な関係で、2人自身も親子のようであり友達のようであり、こんなに仲の良いゴッドファーザーとゴッドドーターってそうそういないの!と誇らしそうだった。
シルヴァンがパリに月1回遊びに来て、一緒に街を歩いたりご飯を食べたりするんだって。
オルレアンに帰ったら終電逃しちゃわないだろうか...と心配していたら、シルヴァンが車で研究所まで送ってくれることに!!
感謝してもしきれない...(´;ω;`)泣
バスは1時間ほど遅れて出発し(最後まで掲示板には表示されなかった...おいおい)、キャミ―に手を振ってパリを後にした。
☆☆☆
実習が始まってから、英語が通じず人と話せる機会が思ってたよりも少なくて、すると声をかけるのもだんだんためらわれて、やや引きこもりな気持ちになってた。
今回の旅行でたくさんの人と関わって、やっぱり人と関わる瞬間が生きてる!楽しい!と感じるなぁと改めて感じた。
ただの観光目的でも、たまには外に出るの大事だなぁ。
そして、最後の最後は優しい人たちのおかげで無事に帰ってくることができた。
最高の誕生日。
フランスの実習もまだまだこれから。
がんばろう!
Au revoir!