4日間のホリデー② 諸聖人の日でどこもクロ―ズ...
ストラスブールに到着!
時間通り朝7:00前、気温は8℃。寒い~
ここに捨てられた。
もしかして、出発もここから?
普通に外のバス停。えーと、あったまれるターミナルとかないんだ...。
到着したとたんに出発が心配になってきた(笑)
気を取り直して、市の中心部に向かって歩きます。
まだハロウィンの残党が。
いつも荷物持ちすぎちゃうのですが、今回は極力身軽に!
プチバックパッカー気分でちょっとわくわく(笑)
Googleマップで近くのCarrfourが営業時間になったので行ってみるも、あれ、やってない...
その側で小さなショップが開店してたのでのぞいてみる。
全体的にちょっと高いなぁと思ったので、朝ご飯用に1€のクロワッサンだけ購入。
中に何かのクリームが入ってておいしい。
ストラスブールは運河に囲まれた街。来るまで知らなかった😶
ライン川は今でもヨーロッパの物流の大動脈であり、ストラスブール港はライン川におけるフランスの玄関口を果たす重要な港である。港周辺には工場が集積しており、ストラスブール経済の重要な基盤である。また、ストラスブールからパリ方面やスイス方面へ運河も整備されている。(wikiより)
現役かつ経済において重要な役割を果たしてるみたい。😶
"Hotel du Dragon"って案内板が立ってた。有名ホテルなのかな? かわいい色🙂
猫だ! 足にすり寄ってきたからなでようとしたら逃げた。
あー、車の下に入っちゃった。ツンデレだなぁ。
まず観光はここ、ヴォーバン・ダム(Barrage Vauban)から!
17世紀後半に建設され、ダムとしてだけでなく要塞や攻め込まれた際に洪水を引き起こすために使われたこともあるとか。
中はこんな感じ。
通り抜けた先、紅葉した葉っぱがきれい!
9:30から屋上行きの階段が解放されるみたいなんだけど、時間になっても一向に開く気配がないので後にします。
それにしても祝日の朝は静かだなぁ~。
ダムの向かいにはクヴェール橋。
13世紀に建設された歴史ある橋。
石造りの2つの塔は処刑に使用されてたって、後のカナルクルーズで言ってた気が...。
ちょこちょことアルザス風の木組みのおうちを見かけます。気分上がる!
窓際の赤い花もアルザスって感じしますね。
わぁ、かわいい!
とおうちを眺めて喜んでたら、おじいさんが声をかけてくれました。
「プティットフランス(Petite France)はこの先こう行けば着くけど、まだ早すぎるよー」と教えてくれました。
あと「今日は祝日だからやってないお店多いと思うよ」とも。
やっぱりかぁー...。
「朝ご飯を買いたかったら、この先おいしいパン屋さんがあるよ」と教えてくれたので、行ってみることに。
ついでに、「なんで若いかわいいお嬢さんが1人で旅行してるの?」とも聞かれた。
聞いてくれるな😢笑
日本でも海外でも年配の人受けはいい(笑)
いつも救われております。
ここだ! 行列ができてる😁
私の後ろにも次々にお客さんが!
こういう時、優柔不断かつ指差し注文しかできない私は焦る(笑)
クロワッサン(また😂)とデニッシュを買いました🙂
クレベール広場(Place Kléber)に出ると、大聖堂の鐘の音が聞こえてきました!
どこの街にも、広場にはメリーゴーランド、がデフォルトなのかな😶笑
鐘の音に向かって歩いてくると、またかわいい木組みのおうちが。
あとで行くプティットフランスはそのあたり一帯がこんな感じらしいから...楽しみだな😊
そして、この先には...
ストラスブール大聖堂!! うわーうわー、かっこいい~!!
せっかくだから誰かに写真を撮ってもらおう!
こういう時は、写真を撮っている人に「写真お撮りしましょうかー?」と自分から声をかけ、撮り終わってカメラなりスマホなりを返す時に、「あの、ついでに私も...」とお願いするのがいい戦法。
というわけで撮ってもらったのがこちら!
ぼーん...😑😑😑
なぜこうなってしまうのだろうか...。
先ほど私が撮った写真は見ていただけたのだろうか...。
そりゃ被写体が悪いのもあるかもしれないけど、それにしたって、ねぇ!😂
「すいません、カメラを縦にして、地面を少なめにもう1枚お願いしますっ(>人<)」とお願いしたらこうなった。
うん、さっきよりは全然...
もはや私がいてもいなくてもって感じがするけどな。笑
近寄っていくと...とてつもなく大きくその迫力に圧倒される。
その昔、ヴィクトル・ユーゴーという詩人が「巨大で繊細な驚異」と評したとか。
わかるなぁ。
この教会の外観、今まで見た教会の中で1番好みかも。
装飾だけじゃなくて、色も渋ーくてかっこいい。
間近で聴く鐘の音も胸にガツンと響く。
教会入り口に立っていたガードマンに「中の見学はできますか」と聞いたら、ミサがあるので14:00以降なら、と言われました。
待ちぼうけ~待ちぼうけ~。
教会正面のすぐ左側にはツーリストオフィスがあります。
ここで、今日は全てのミュージアムがクローズだという衝撃的事実を知ることに。
ガーン...。楽しみにしてたアルザス博物館...。
観光所のお姉さんいわく、今日の観光としておすすめできるのは
✔ヴォーバン・ダム
✔ストラスブール大聖堂(14:00~)
✔ プティットフランス
✔街を一周するミニトレインやカナルクルーズ
以上。
ほとんど外ばっか!( ̄□ ̄;)
ツーリストオフィスはお土産物屋さんを併設しているし、あったかい。
ちょっと長居しても怒られなさそうなイスも数個置いてある。
19:00までやってるみたい。
路頭に迷ったらここだな...
お土産物屋さんは何件か開店し始めたけど、アルザス博物館に行けなくなった以上、アルザスっぽいお土産を買う気になれない...(泣)
大聖堂の右側にはロアン宮殿。
3つの美術館が複合されていて、ここも今日はクローズ(泣)
明日はルクセンブルク人のお宅に泊まる予定。
お土産は荷物になるから、同じフランス国内だしストラスブールで買えばいいやと思っていた。
が、Auchan、Carrfour、Monoprix、HEMA...どのスーパーも雑貨屋さんもやってない...!
ダメもとで行って案の定閉まってるのを見るのを何回か繰り返すとへこむ。
Googleマップ、お前「諸聖人の日だから営業時間短縮になるかも」って言ってるけど、そもそも朝からやってないぞ!(`Д´)
パン2個じゃ夜を越せないので夕飯も買いたい。
閑散とした寒々しい街を1人さまよってると悲しくなってきた。
お菓子屋さんがやっていたのでショーケースをじーと見つめていると、おばさんがちょいちょいと手招きして、手のひらにぽんと1個乗せてくれた。
バナナチョコレートココナツ味のソフトクッキー。
まだあったかくてチョコがとろける。
お菓子のあったかみ、お店のあったかみ、そして人のあったかみ...涙出そう。
ここでお土産買ってもいいかなぁとも思ったけど、お値段の高さに「う"」となってしまった。まだ滞在は長いので...😅
かわりに同じソフトクッキーを自分で食べる用に100gだけ購入。
1粒80円くらいする😅
でも食べさせてもらってほんとに幸せな気持ちになったから、いいや。
ソフトクッキーを食べながらトボトボと歩いていると、この辺で引き返さないとと思うくらい街外れまで来てしまった。
もうクリスマスに向けた飾りつけをしてる。
アルザスのクリスマス、一度は体験してみたいなぁ。
ほぼ諦めて街の中心に戻る途中で、バゲットや冷凍ピザ、ワインなどなど食べ物を抱えた人に会った。
駆け寄ってどこで買ったか聞いてみると、「ここをまっすぐ行って最初の角を右に曲がって200mくらいにやってるスーパーがあるよ」と教えてくれた。
おおお、それはありがたい!!
Googleマップで確認する間もなく走ってその方向へ。
お! 人が入っていく、あそこか!!
U Express😁😁😁
素晴らしい品ぞろえ...!! 天国...😂泣
普段なら絶対お店の外観も写真に撮ってたと思うけど、撮り忘れちゃうくらい大喜びで飛び込みました。
これで今日は大丈夫。
ここも午後には閉まっちゃうみたいなので、午前中から荷物が激増することにはなるけど、ともかく見つかってよかった。
そろそろ屋上行きの階段が解放された頃かな、とヴォーバン・ダムに戻ってきました。
マルタひとり旅の時、セルフィ―時間つぶしが楽しかったので再び。
いいタイミングで鳩さんとのツーショットに😊
クヴェール橋からの景色。
ヴォーバン・ダムの屋上に上りました!
大聖堂の尖塔まで見えるいい眺めです。
やっぱりお天気が残念💦 雨も少し降り始めました。
ヴォーバン・ダムには暖房のきいた清潔な無料トイレがあるので、観光する時ありがたいです😊
次はプティットフランスへ向かいます。
さっきパン屋さんを教えてくれたおじさんと会った場所からの景色を再び(笑)
朝から同じとこばっかりぐるぐる歩いてる。
ここだ! おお~絵本の世界みたいなかわいさ!😍
思っていたより通りは短かいです。
こちら側と窓が水色のおうち側の間には橋があります。
急にスタッフらしき人が橋を封鎖したので何事かと思ったら、船が通れるように橋を回転させるのだとか。
これがその様子です!
タイミングよく見られてよかった。おもしろかった。
ドバイから来たお姉さんに撮ってもらいました。上手に撮ってくれてありがとう!
「日本から来たの? クールね! 次に旅行したいと思ってる国よ!」と言ってくれました。
嬉しいですね😊
お土産物屋さんに入りました。柄が可愛い陶器の器がいっぱい売ってた!
コウノトリアイテムもいっぱい売っていました。
「幸せを運ぶ鳥」と愛されていてアルザスのシンボルになっているそう。
運が良ければ巣や飛んでいる姿を見られることもあるらしい。
外に出て再び散策開始。
何やら屋根の様子が...
この家の屋根だけ異常に鳩が止まってる...!笑
晴れてきました😊
やっぱり青空だと写す景色が格段にきれい。
通りを歩いていると、もうクリスマス感たっぷりのお店が何件かありました。
クリスマスはわくわくした子どもの頃の気持ちに戻れるから好きです😊
サン・トマ教会です。来るつもりじゃなかったのですが、暇で...。
教会は基本的に無料だしいつも開いてるしいいよね...。
姉がヨーロッパで本出せそうなくらい教会に行ってたの、分かってきた気がします(笑)
中に入ってみました。
穏やかな雰囲気です。
フランス語で読めなかったけど、音楽にゆかりのある教会なのか、古い楽譜がたくさん展示されていました。
後ろにはパイプオルガンとステンドグラス。
この教会の1番の見どころはこれだと思います。
1740年に有名なオルガン師、J.A.シルベルマンが作ったオルガン。
なんと、かのモーツァルトが1778年に実演し、「生涯弾いた中で最も素晴らしいオルガン」と語ったとか。
クレベール広場に戻ってきました。
メリーゴーランドも始動、客足も増えてにぎやかな雰囲気になってきました!
ストラスブールでもアジア人をあんまり見かけないのですが(観光オフシーズンだからかな😶)、若い3人組アジア人を見かけ、嬉しくて声をかけました。
香港から来たそうです。
そのうち1人は日本語がびっくりするぐらい上手で顔も日本人ぽかったので、「ほんとに日本人じゃないの!?」と変な驚き方をしちゃいました(笑)
写真を撮ってくれました。
ジャンプ指定してくるところがアジア人らしい感じ(笑)
道のど真ん中で1人ジャンプ、恥ずかしかったー😂
彼女は連写じゃなくて、1発で決めた。撮影スキルもすごい(笑)
大聖堂の中へ入りました! 入場は並んでいたけど、列はさくさく進みました。
後方のバラ窓も見どころのひとつ。きれいです。
たくさんの人が入場するので、最初は人の話し声でざわざわしていたのですが、
「みなさん、お静かに。しーっ」
というアナウンスが入り、水を打ったように一瞬で静まり返りました。
その時の大聖堂の雰囲気、何とも言えない荘厳さでした。
次は大聖堂の屋上展望台に登ります。
入口は大聖堂の右側、ロアン宮殿前にあります。
私が行った時にはもう多くの人が並んでいました。
なかなか列が進まないので諦めようかとも思いましたが、この後の予定もないのでぐっと我慢して並びます。
天気が良くてよかった。
1時間弱並び、ついに入口まで来ました!
入場料は5€です。ここが332段のはじまり。
螺旋階段、つ、辛い...!
時々下が見下ろせます。
続々と人が並んでいます。
まだまだ低い。
まだまだ続く。
少しずつ上へ。
だいぶん高いところまで来た!
螺旋階段の終わりが見えてきました。
これを上って...
このドアの先に...
着きましたー!! 66mの屋上展望台!!
右側(東側)の風景。赤茶色の屋根のおうちがかわいいです!
16:00頃、左側(西側)は日差しが強く、ちょっと霞んだ雰囲気に。
教会内の売店で買ったポストカードと一緒にパシャリ。
たっぷり景色を楽しんで、下へ降りました。
上から見たロアン宮殿。
大聖堂正面すぐ近くにも公共のトイレがあります。
19:00まで無料で使えます。良心的。
ツーリストオフィスに併設のお土産物屋さん。
アルザスの民族衣装を着た女の子の絵...やっぱかわいいなぁ。買うのはまたの機会に😥
小さい頃から大好きな絵本「すてきな三にんぐみ」が置いてあったのでなんでだ? と思ったら、作者のトミー・アンゲラーの出身地がストラスブールだった!
美術館もあったみたい。これはまた絶対来なくては。
日本人の母娘さんにツーリストオフィスで出会い少しお話したら、カナルクルーズが良かったとおすすめしてくれました。
この後行くあてもないので、乗ってみることに。
1時間10分で13€。大奮発!
街に明かりがともり始めました。
ここが乗り場です。
大聖堂から右側(ロアン宮殿側)にまっすぐ5分も歩けば到着します。
17:30に乗船です。
出発!
本日3度目のヴォーバン・ダム!笑
夜のライトアップ、雰囲気がありきれいです。
ツアー終了!
時間つぶしくらいにしか考えていなかったのですが、船の中はあったかく、日本語音声ガイドで街のことがよくわかり、予想以上に楽しかったです!
上流と下流の合流地点で2回水のエレベーターもあって、わくわくしました。
ただ、夜の運河巡りは雰囲気があって好きですが、乗るなら昼間の方がいいな~と思いました。
「この建物は曲線と花柄が特徴のアール・ヌーヴォー様式がよく表れていて...」と言われても、見えない、見えないよー!笑
この後の19:00~のが最終なのですが、17:30の方にギリギリねじ込んでもらってよかったです。
(直前に買ったので17:30のは残り1席でした😅)
もう1回乗りたいか? と聞かれたら、乗りたいです!
ロアン宮殿前で、アコーディオンとギターの練習をしている2人組。
意外な楽器の組み合わせと素敵な音楽に惹かれました。
また冷たい雨が降ってきました。
バス停へ向かいます。
さよならストラスブール。また来たい。
19:30~翌日1:15まで5時間強の待ち時間、バス停には様々な人が来ては去っていきました。
子どもに泣かれるほど別れを惜しまれる男性。
微笑ましくてクスッと笑ったら向こうも嬉しそうに苦笑い。
「素敵なパパと息子ですね」と言ったら、叔父さんらしい。
よっぽどいい叔父さんなんだなぁ😶
仕事でパリに行くんだって。クールだなぁ。
丸まって寝てたら、バスが着た時つついて起こしてくれた。
別のバスだったけど、心遣いが嬉しかった。
大荷物の黒人一家。
言葉は交わさなかったけど、笑顔は通じた。
手を振って見送った。
バス停で隣に座ってきたベトナム人のおばあさん。
お互いうまく話せなかったけど、単語を繋げて
私が言いたかったこと→
「寒いですね」「私は日本人です」「ベトナムのホーチミンに2回行ったことがある」「良いところですよね」
おばあさんが言いたかったこと→
「ホーチミン出身」「フランスには長いこと住んでいる」「ストラスブールにはホリデーで来た」
みたいな内容はお互い通じた。
おばあさんにはお孫さんかな、若い男性が車で迎えに来た。
車に荷物を積んだ後、わざわざ戻ってきて
"Japonase, you are nice"
と握手しに来てくれた。
男性は"おやすみ"と日本語で言って、車は去っていった。
じんわりあったまるやりとりだった。
モロッコ、ラバト出身の男性とも、言葉は通じないけどスマホの辞書のやり取りでコミュニケーションした。
「兄は音楽家で、中国で演奏もしたことがあるんだ」とFacebookの写真を見せてくれたり。
乗るバスが一緒だったから、来たときは一緒に喜んだ。
2階建てのFlixBus~!
私の前の席に座った彼は、もともと倒れてた椅子だったのに
"Don't I disturb you with this decline seat? (倒れてる椅子は君の邪魔になってない?)"
って聞いてくれた。優しい...。
私が先に目的地に着き、ハイタッチして降りた。
...と、ここまでいいことづくめのように書いているけど、その実すっっごい寒くて、
(気温7~8℃、冷蔵庫が5~6℃らしいから90%冷蔵庫みたいなとこに5時間以上いたことに(´□`;))
1個だけ持ってきていたカイロがなかったらどうなっていたことやら(^^;)
今回はどうしてもこの便に乗りたかったからしょうがないと思ってるけど、あんまりこうはならないようにしないとね。
さて、いよいよルクセンブルク初上陸です!
どんな国なのでしょうか?
Au revor!