4日間のホリデー③ ルクセンブルク1日目
Moien!
というのがルクセンブルク語の「こんにちは」ですが、公の場所ではみんな普通にフランス語を使ってる印象です。
「Moien~」というとちょっと喜んでもらえるというか観光客っぽいというか(笑)
ルクセンブルクで別にSIMカードを購入する予定でしたが、バスが入国した時点でFreeからSMSが届きました。
Free vous accompagne au Luxembourg. Composez le +33 au lieu de 0 pour appeler un numéro francais, le +352 pour un numéro local et le 666 pour joindre votre messagerie vocale. Numéro d'urgence: 112 (gratuit). Vers l'Europe et la France, appels/SMS/MMS illimités, internet 3Go.
えーとエキサイト翻訳いわく...
ルクセンブルクに伴う無料。ダイヤル + 33 フランスの番号に電話を 0 ではなく、ローカル番号 352、ボイス メールにアクセスする 666 +。緊急電話番号: 112 (無料)。ヨーロッパやフランス、無制限の電話/SMS/MMS、インターネットに 3 GB。
つまり、通話とSMS無制限、インターネット3GBまで利用可能ってこと!!
Free、フランス国外でも使えます! 感動😁
さて、ルクセンブルク中央駅に朝4:00過ぎに到着しました。
ゆるゆるフランスから入国したルクセンブルク、第一印象は"勤勉"。
駅構内には早朝でももう入れるし、5:00には暖房のついた待合室が解放された。
これですよこれ! 私がずっと求めてたのは...!
電車も4:30には動いてるみたい。
7:00過ぎにはスーツを着た人々が颯爽と駅構内を行きかってた。
さすが、世界屈指の富裕国、『小さな大国』と呼ばれしルクセンブルク...!
駅の天井がおしゃれ。
Informationも7:00にはやってました。
トイレも分かりやすい場所にあります。
月曜日~金曜日は5:00~翌1:00。
見てください、土日は24時間営業ですよ!
0.7€かかりますが、すごくきれいですし、
洗面台では電源も使えちゃうのです...!
2晩風呂に入ってない汚ねぇ女は、ここで洗顔、メイク直し、歯磨き、ヘアアイロンで髪を整えるなどなどたっぷり時間を使いましたが、特に怒られもせず。
むしろ、出ていく時に管理人のおっちゃんが「Beautiful」と褒めてくれるというおまけ付きでした😂
今回はCouchsurfingというWebサイトで知り合ったのホストのおうちに2泊させてもらいます。
Couchsurfingって何?という方はこちら↓↓↓
【最新版】「Couchsurfing(カウチサーフィン)」の使い方 | doablog
簡単に言うと、ホームステイです。
ホストに無料で自宅に泊めさせてもらう代わりに、国や文化の話、ご飯、自分の特技などをシェアし、国際交流するというものです。
ルクセンブルク、宿代が本当に高いから助かる...ヽ(;▽;)ノ
Michel(ミッシェル)という49歳のおっちゃん、Chearlotte(シャーロット)という小さな娘さんのおうちにお邪魔する予定です。
自分にとって初めてのCouchsurfingどころか初めてのホームステイ、ドキドキします。
「観光する前に荷物置いて行ってもいいよー」と言ってくれたので、まずMichel宅に向かいます。
「この電車で行くよ!」と連絡し、
掲示板に表示されているホームの番号で待っていたのですが(駅員さんにも待つ場所あってるか聞いた)、電車が来ない&私以外に電車待ちしている人がいない...。
不審に思って再度掲示板を見に行ったら...
ホーム番号が変わってるΣ(゜ロ゜;)!?
ホームに来る前に撮った掲示板の写真と待っていた場所の番号は確かに同じだったので、急にホームが変わったとしか考えられない(゚ω゚)
きっちりめの国でもここはヨーロッパ、こういうことも起こり得るんですね。
気づいたときには出発ギリギリ、しかもホームの移動は歩道橋を使わないと行けず、乗り損ねました...。
30分に1本くらいしかない郊外行きの電車だから
「ごめん、ホームの番号が急に変わって乗り損ねた...もう1本後ので行くね」
とMichelに連絡したら、
「ja ja ja、ホームの番号が急に変わっただって!? ありえないだろー、マイナス10点😂😂😂」
という返信が来て、ちょっとイラァときた(笑)
これが別のホームに行くための歩道橋です。
次の電車に乗る時は、それはもう何回も何回もホーム番号と行き先を確認しましたよ(笑)
これに乗ります♪
ホームと電車の間が結構広くて物を落とさないかドキドキしました(^^;)
シートはふかふか、車内はあったかくて快適です。
電車の乗車にはLUXEMBOURG CARDというものを使いました。
アプリをダウンロードして購入。
1日13€、2日20€で、ルクセンブルク国内の公共交通機関乗り放題、多くの博物館や古城などの施設が入場無料になるというものです。
今となってはあんまり博物館に行かなかったのでお得だったかと言われたらうーん...という感じですが、持っていると安心感はありました。
公共交通機関乗り放題券のみも売っていて1日4€、2日8€と激安らしいので、今度来ることがあったら私はこっちを選ぶと思います ↓↓↓
公共交通機関乗りこなし!ルクセンブルクのバス・電車の利用方法
購入すると右上のカードマークに②と表示されて、これが2日券という意味です。
"ACTIVATE FOR TODAY"を押すと、
緑色で今日の日付が表示されます。
必ず2日連続の利用にしなくていいのが便利だなぁと思いました。
たしか買ってから1年間有効だったかな?
Michelの家の最寄り駅に着きました!
そこから10分ほど歩きます。
自然豊かな田舎の風景。落ち着く。
が、見知らぬ人を訪ねるので緊張してます。
マンホールに"LUXEMBOURG"と書いてあって、ああ来たんだなぁと実感。
人様のおうちなので外観や内装は極力載せませんが(;'∀')
無事に着いて、歓迎してもらいました!!
笑顔でハグして迎えてもらっただけで一気に緊張が解けた~。
おいしいカフェオレを出してくれて、ほっと一息😊
ChearlotteはCouchsurfingのサイトで見た時より髪も伸びて女の子っぽくなっててかわいい~💕
BRISCO(ブリスコー)というわんちゃんもいます。
犬大好きだから嬉しい! しかもめちゃめちゃ賢くて懐っこい!
すぐお腹見せる(笑)
フランスにきて日本の愛犬が恋しかったから...つかの間の癒し♡
窓際で外を見張るのがお仕事😁
どこでもついてくる♡ 私の布団にも遠慮なく寝る。
うちの犬もこれくらい懐っこかったらなーと思っちゃうくらいBRISCOの方からべたべたしてきてくれます😂
服やリュックが毛だらけ(笑) ひぇー
MichelはChearlotteを保育園に送ってくるから好きな時に観光しに行っていいよーと私1人置いて家を出ていきました。
なんとオープンな😶
ありがたい。
ちょっとのんびりさせてもらった後、私も観光開始です。
まず来たのは郵便局。郵便局も朝7:00からやってます。
いつも旅行した国からポストカードを送るようにしてるので、切手を買います。
郵便だけじゃなくてインターネットやスマホなど通信関係のカウンターも併設していました。
真ん中の機械で郵便(Express)を選択して、受付番号をゲットします。
フランスで英語が通じないのを経験してきたので、切手のフランス語"timbre"をスマホに表示して見せたら「あぁ、切手が欲しいのかい?」ってきれいな英語で返ってきた。
ちょっと恥ずかしかった...(笑)
後でMichelに語学について聞いてみたら、
家庭ではルクセンブルク語、小中ドイツ語、高校以降はフランス語、教養として英語
とみんな基本3か国以上話せるらしい。
英語のレベルもかなり高いとか。
そりゃー考えてみれば、経済大国で周りの国とやりとりするから語学必須だよなぁ。
滞在中マックやパン屋さんでは英語通じなかったですが、それは働いてるのがバイトの学生か他国から働きに来ている人だからみたい。
なるほど。
日本にポストカードを送るための料金は1.3€、フランスと同じです。
クリスマス仕様の箱がかわいい。
街歩き開始です!
お腹がすいてたのでパン屋さんをのぞいてみたら
かわいいパンが! "ST-NICOLAS"って書いてあるからクリスマス限定かな?
思わず買ってしまいました(笑)
もしゃっとした触感で中にクリームが入ってました。
頭から食べてごめんね。ちょっと罪悪感あったよ。
天気が悪いっていうのもあるけど、整った無機質な感じがしてあんまり気分が上がる街並みではないです、、、
こういう雑貨屋さんは大好き! 入ってみました。
やっぱりクリスマスにはちょっと早すぎる気もするけど、楽しい明るい気持ちになるから良いです。
ギョーム広場(Place Guillaume)です。
ここにツーリストオフィスがあります。
マップをゲットしました。
まずはわかりやすい観光スポットから。
"ノートルダム大聖堂"ってどこにでもあるなぁ(^^;)
前方のステンドグラスが素敵!
天井画が独特です。
後方には定番、パイプオルガンがあります。
教会を出て、お次はアドルフ橋(Pont Adolphe)。
ここからの景色がルクセンブルク市内観光で1番感動したものです。
思っていたよりずっと谷が深く壮大。
紅葉の季節というのもよかったです! ...お天気は本当に悪いけど...(´;ω;`)
向こう側のお城みたいな建物はなんだろう?
この後橋を渡って行ってみようと思います😊
憲法広場(Place de la Constitution)。
橋を渡ります。
向こう側には観光スポットはあまりないのですが、ショッピングストリートや中央駅があります。
お城のような建物は銀行博物館でした!
館内は撮影禁止なので写真はありませんが、ユーロ以前に使われていたフラン紙幣や昔の銀行の再現、タイプライターなどが展示されていて楽しめました。
Luxembourg for financeという紹介動画もおもしろかったです。
入館無料、名前の記入だけ求められました。
街中を走っているバスがカラフルでかわいい!
少し歩いて...
今どきなお店が立ち並ぶ通りに来ました。
目指してたのは"HEMA"です!
折り紙に使えそうな紙を探しに。
来る前にノートをちぎって作った折り鶴に"Thank you for welcoming"と書いて出かけたら、Michelから写真が届きました。
喜んでもらえたみたいで良かったです😊
てなわけで折り紙または柄付きの紙を探しましたが、結局見つからなかったです💦
ラッピング用紙ならいっぱいありましたがでかい(^^;)
日本から持ってくればよかったなー。
見覚えのあるストロープワッフルが売ってました。オランダで買お!
クリスマスのピアスがかわいすぎる!
けどまだ早すぎる、ぐっとこらえてオランダで買うことにします(笑)
HEMAはいつ来ても楽しいなぁ~。
今度はアドルフ橋ではなく、"Luxemburgo-Passerelle"を通ってまたもといた観光地側に戻りました。
Passerelle(パスレル)はフランス語で"橋"という意味らしい。
これがLuxemburgo-Passerelleです。
ここからの眺めもなかなか素敵!
橋を渡ってすぐ右に曲がると柵で囲まれた散歩コースのようなものがあるのですが、そこからの眺めがきれいでした。
ルクセンブルク市立図書館(Archives nationales de Luxembourg)の裏に"The Grund"というフォトスポットがあるので行ってみようと思います。
これがルクセンブルク市立図書館!
そしてここからの眺めが...
じゃん!
この旧市街は城壁と渓谷に囲まれた堅固な城砦都市として、「北のジブラルタル」という異名を持っているそうな。
ナニソレカッコイイ。
さらに、「その古い町並みと要塞群」という名前で1994年に世界遺産に登録されているそうです!
でも思ったよりは地味だなぁ~。やっぱお天気かな。(←しつこい)
あの教会の奥の石橋歩きたい!
自分が高い位置にいて、ぐるっと囲まれた小さな街全体を見下ろすのはちょっと不思議な気分です。
箱庭とかミニチュアの世界を見ているようです。
鳩さん。
もう少し高台の方に歩いていきます。
ハートの南京錠♡
私も箱庭の世界へ入ってみよう!
下界へ下ります。
ワインボトルにお花がさしてあってかわいい。
坂をくだっていきます。
どんどんくだって...帰りが大変そう(^^;)笑
下りてきました! さっきいた場所があんなに高くに。
ここにもちょっとだけ木組みのおうちが^^*
国立自然史博物館(Musée national d'histoire naturelle Luxembourg)です。
ルクセンブルクカードで無料で入場できます。
まずはソファーに座ってるご先祖様とツーショット。
等身大で今にも動き出しそうなので、パッと見た時本物の人間かとドキッとしました。
これは滑り台。
2階と1階の間にかけられていてけっこう落差ある。
天体や、
動植物などなど
自然に関していろいろ学べそうです。
小さい子どもたちはすごく楽しいだろうなぁ~と考えながら、子どもたちに混ざってぶらぶらしていた大きいお姉さんです。
上から見た教会と石橋の方に向かいます。
迫力の断崖。
石橋に着きました! 要塞って感じでかっこいいです^^
1日天気は悪かったけど、最後の最後できれいな空が見られて感動しました。
心に残る景色です。
実際目で見るともっと鮮烈な色でした...!
夜の街の方が雰囲気があってわくわくします。
旧市街の夜景を見たいので、ひとまず先に腹ごしらえ。
ジャンキーなしょっぱいものが食べたい気分でマックへ(笑)
価格、どうでしょうか?
日本ではチキンフィレオくらいしか食べないのでよくわからないけど...
ただのハンバーガー1€=130円だから、日本よりはちょっと高いんだろうなぁ。
悩みに悩んだ末...
(お財布とめっちゃ相談しました(笑) 普通の外食で3€ならヨーロッパでは安いほうだけど、マックのバーガー1つに3€は出せない貧乏性)
やっぱりいつもの! チキンバーガー(=1.45€)と、ブルーベリークリームチーズパイ(=1€)にしました。
このパイ日本でも売ってることあるかな? おいしかったからまた食べたい~😊
さて、お腹も満たされてあたりもすっかり暗くなったので夜景を見に行きます。
魔王の城みたいにライトアップされてる銀行博物館。かっこええー。
The Grundに戻ってきました!
感想としては、きれいだけど思ったより暗い...です(笑)
夜景っていうと光り輝いてるのをイメージしちゃうからかな。
上品な自然な生活感のある明るさ、という雰囲気でした。
☆☆☆
夜はMichelといろいろな話をした。
これぞCouchSurfingの醍醐味。
お互いの国について知るだけじゃなくて、外国の人が日本についてどう思っているか、一意見を聞くことができたのも貴重な機会にだった。
実のところ、Michelは日本人のことが好きじゃないみたい。
第二次世界大戦をはじめ戦争のイメージが強く、自信満々でほかの人種をいっさい受けつけず、むしろ見下している国民だと思われていてけっこうショックだった。
例えば「ドイツやイタリアが降伏した後も戦いを続けようとしたから原爆をくらったんだ、余計な被害を自ら増やした」と言われた...へこむ。
移民についても、やはり日本が先進国として受け入れを行っていないことは問題視されているみたい。
見た目についても男女ともに色白で痩せた人が多すぎる、メイクも厚くて全然美しくないとか。「世界で最も醜い人種」だと。そこまで言う!?Σ( ̄ε ̄;|||
これは美意識の違いもある思うけど。
私はきれーいな日本人多いと思うもん。
いやいや、日本人、特に今の若者はどちらかというと自信がないんだよ!
メイクも自信をつけたいからだし、冷たいわけじゃなくて語学力に自信がないんだよ!
と言っても、いまいち納得してない様子だった。
固定観念を変えるのは難しい。
戦争については私の世代を含め、それに触れないような教育になっていて問題だとは思う。
縄文時代の歴史はみっちりやるくせに近代史はほどんど習っていない...。
「右翼政権になってしまったけど、そうじゃない人もたくさんいるよ」と言っても「でも日本の国としてはその政権を選んだんでしょ?」と言われるとなんて返したらいいんだ...。
「投票率が低い問題をなぜ解決しようとしないの?」と聞かれたけど、うーん、解決したいと思っても政治への関心は低いし、そもそも例えば学校で「みんな、選挙行こうよー!」なんて言ったら真面目感丸出しになっちゃう社会だし...。
話す内容も日本語ですら答えにくいし、世代や育ってきた環境の違いもあってうまく伝えられずもどかしいことがたくさんあった...!
もっともっと勉強しないとと思いました。
また、日本は最高だ・日本人は優しい・日本はほかの国から好かれてる、というイメージが蔓延してるように感じる(私も多少は思ってた)し、そういうテレビ番組も多い中、ぐさっと刺さる意見がたくさんありました。
よく私のこと受け入れてくれたなー、と思って理由を聞いてみたら、
「①日本人らしからぬぽっちゃり体型😅 ②笑顔 ③リクエストメッセージの印象」が良かったからだそうです。。。はは、ははは。
でもまぁ、多様化しているこの時代、国民や人種で判断するのではなく、一人ひとりの性格や思想を理解することは本当に重要だなと思います。
私のホストになってくれてありがとう。
あと、私が気を付けたいなと思っていることは、海外にかぶれて「これだから日本は~」「海外だったら~」とならないようにすること。
どこにいっても自分は日本人だなと自覚する時があるし、やっぱり自分の国は大切。
日本のいい面とも悪い面ともちゃんと向き合いたい。
海外だって、いろんな国にいろんな人が住んでるんだから「海外」とひとくくりにはできない。
国全体を好き嫌いと判断するのはもったいないよ。
ちょっと真面目な話をしてみました。
自分でもうまくまとまってるかよくわからないけど(たぶんまとまってない)、忘れないうちに今の気持ちを書いておこうと思いました。
Äddi!